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その時、ドアの開く音がした
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Topic: その時、ドアの開く音がした (Read 4 times)
kigrtdzgdhli
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その時、ドアの開く音がした
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December 17, 2013, 08:10:30 am »
長く続いた沈黙を破って、杉浦が言った。「橘右京と、ですか?」でも一体何を?と聞くと、寂しそうに笑ってわかりません、と言う。
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「右京は・・・うらんでるんか?あいつを・・・」首を振る。「でも・・・よくわからないんです」「彼と・・・話が出来ないでしょうか?」
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黙って聞いている来斗さん。愁さんは少し目をうるませて、空を見上げている。少し沈黙があって、来斗さんが言う。
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兄さん達の砦が大爆発を起こしたのは、それから数時間後、明け方近くのことだった。花火用の火薬が沢山仕込んであったらしい。
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「さっきは突然のことで、それが出来なかった。だがもう一度彼の顔を見たら・・・きっと言うべきことが見つかると思うんです」
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その爆発に巻き込まれて、捕虜や一部の青龍隊士が犠牲になった。そして兄さん達も・・・「数日後焼け跡に行ってみたんですけど・・・形見になりそうなもの、何も見つけられませんでした。本当に派手に戦って・・・消えてしまったんです、兄さんは」
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その時、ドアの開く音がした。「あれ?藍はん、こんなとこで何してるん?」愁の姿。そして、その後ろにいたのは来斗と・・・右京だった。ぐっと両方の拳を握り締めて、うつむいている。「右京様・・・・・・」意を決したように、右京は杉浦の顔をじっと見つめる。杉浦も突然のことに動揺したようだが、すぐに平静を取り戻したようだ。「橘右京どの・・・私は・・・」深々と頭を下げる。「あなた達に、本当に申し訳ないことをしてしまいました」右京は、黙っている。「古傷が痛むたび・・・いつも考えているんです。何かもっと他にいい方法があったんじゃないか、彼らを思いとどまらせることが出来たんじゃないかと、私は・・・」かすれた声で、いいんです、とつぶやく右京。「兄・・・紫苑も、正しかったわけではない。あなた達にも大きな犠牲も出してしまいました。それなのに、ずっと燕支国を周囲から守ってくれていたこと・・・感謝しています」
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「杉浦は確か、爆発に巻き込まれて負傷したんだったかな。命に関わるほどのものじゃなかったが・・・後遺症が残った。それで程なく十二神将隊を引退したんだ」ヴィヴィアンマフラー燕支を去る時の杉浦の顔を、僕は今でも覚えている。謝罪も僕らに対する言及もせず、ただ父と形式的に誓約を取り交わすと、硬い表情で去っていった。
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その後ろで優しい笑顔で立っている安寿さん。それに大勢の兄さんの仲間達。僕は黙って頷いて、数人の青年達と山を降りた。
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