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めんどくさい……
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Topic: めんどくさい…… (Read 4 times)
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めんどくさい……
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December 03, 2013, 09:11:24 am »
「――諸君らには、この学校を卒業後、すぐに辞令がくだり、女子は三佐、男子は三尉へと任官することになる」
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士官学校の女子制服である、ブレザーとスカート身を包んだ”彼”――カナミ=サカシタは、冷たい風が吹き抜ける度に、素足をこすりあわせる。
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年老いた頼りなさげな学校長は、男子しかいない卒業生たちに対し、話を続ける。「そうなればもう、立派ないち軍人である。おのおの自覚を持って、任務にあたるように。以上」 学校長は、そう締めくくると壇上を降りた。「――続きまして、ナタリー総督から首席卒業生への、卒業証書授与式です」 学校長と入れ替わりに、ピンク色のロングヘアをなびかせ、壇上へあがってきたのは、スーツに身を包んだ、妙齢の美女であった。 ナタリーと呼ばれた彼女には、この場にいるほかの誰にも見受けられない、大きな特徴がある。 それは、頭に生えた、二本の大きなウサギ耳であった。「はぁ~あ。めんどくさい……。首席卒業生、はやく前へ来てね」 そんなウサギ耳を、小刻みにヒクヒクと動かしながら、ナタリーは卒業生たちに向かって呼びかける。「ほら、カナミ。お前の出番だ」「……はい、わかってますって」 カナミは一瞬だけ嫌そうな表情を見せるが、促されるままに列を抜け出し、壇上へと向かった。
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実は、これらはすべて、れっきとした、十六歳の日本男児である。 カナミは、女子制服の一群のうちの、真ん中最後方に位置していた。マークバイマークジェイコブス 時計「うう、はやく終わらないかな、学校長の話……」「不満を口にするな」 耳ざとく彼の愚痴を聞いたのか、ひとりの男がカナミの横に立ち、小さな声で、それを咎める。
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今日この日までの、カナミの指導教官である。 カナミは少々思うところもあったが、仕方なく正面の壇上へと視線を向ける。
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「だって……いえ、わかりました。コウモト教官」「うむ」 彼の名は、トキオ=コウモト。この士官学校で教官を務めている。年齢は十八歳、階級は二尉だ。
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学校の敷地には、カナミを含め十七人の学生が並んでいる。そのうちの前方四人が女子制服、そして後方の十三人が男子制服を身につけた学生だ。
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そんな空の下、ここ、横須賀市内の士官学校では、卒業式が執り行われていた。「今日は一段と寒いなぁ…」
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士官学校の卒業式1
三月になっても、まだまだ肌寒い。 この日も、降り出してはいないものの、天には雲が立ちこめ、朝から気温は上がり切らずにいる。
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